ひつじ年の英語旅日々

とりあえずやってみるか。

55歳主婦の沖縄一人旅:海外観光客との出会いと多様性⑥

どのような場所や状況で海外観光客と出会うのか?

私が今回の旅で外国人観光客と交流したのは、「ガンガラーの谷」観光が終わり、市内へ向かうバスの時間まで少し時間があった時です。2回ありました。

 

近くのカフェに入ったところ、海外からの観光客らしきグループが目に入りました。彼らの隣の席が空いていたので、すぐにその席へ行きました。座る際、目が合った人に微笑みました。相手も良い感じで微笑んでくれました。

 

彼らが話している言語は英語でもイタリア語でもフランス語でもなく、私にはわからない言語でした。そのグループは年配のお父さんとお母さん、その娘、そして娘の息子といった家族のようでした。

 

しばらくした後、隣に座っていたお母さんと目が合ったので、「ハロー」と笑いながら言いました。彼女が「イエス」と言ったので、その流れで「Where are you from?」と聞きました。そしたら娘さんが日本語で「ドイツから私を訪ねてくれた」と教えてくれました。

 

その後、私は娘さんと日本語でスモールトークを楽しむことができました。おそらく、ご両親は英語が得意ではなかったのかもしれません。

 

バスの時間が来たので、私は彼らに「Have a nice trip」と言ってカフェを去りました。娘さんとその息子さんとのちょっとしたスモールトークはとても楽しかったです。

 

久しぶりの海外の人とのコミュニケーションだったので最初若干緊張したけど

すぐに感覚を取り戻せました。

 

2回目の海外観光客との出会いはバス停でバスを待っている時でした。これは予想外の展開でした。

 

バス停に行くと年配のご夫婦がいました。昼下がりの時間帯で気温も上がり暑かったので「暑いですね〜」と日本語で言いました。二人とも見た目日本人だったからです。

 

そしたら奥さんが「 We don't understand Japanese because we are from the United States」と言ったのでこりゃまた失礼ということでそこから英語でスモールトークが始まりました。

 

台湾からアメリカに随分と前に移住し現在はリタイア生活で世界中の旅行を楽しんでいるということでした。

 

海外の人とこうしたスモールトークをすると初対面でも自分の経歴や家族のことが普通にシェアされるんですよね。なので私も自分の事、家族のことなどを話題に盛り込んでスモールトークするようにしています。

 

そうする事でほんの一瞬の出会いにも関わらず素敵な旅の出会いとして記憶に残ります。

 

余談になりますが、最近は人々の外見だけでは、その人がどこの国の出身か判断できないなと感じます。今や、国籍や文化的背景の多様性が一般的で、外見だけではそれを理解することができません。

 

私自身もちょっと面白い経験をしました。

 

地元のお店で買い物をしているときに、日本人のスタッフから英語で話しかけられた経験があります。そのお店はアジアからのお客様が多いらしく、スタッフは私をその一人と思ったようです

 

私自身英語を学びながら海外の人とコミュニケーションする中で気づいたこと、見方を変えたことがあります。

 

それは、どこの国の人?何人?よりも個人としてコミュニケーションをとると有意義な時間を過ごせるということです。

 

例えばこの人はアメリカ人だからこうだろう、インド人だから、フラン人だからと

固定観念、思い込みなどを持ち込んで話すと意外と全然違う事がたくさんあります。

 

逆も然りで海外の人が日本ってこう、日本人ってこうと思っていることが私自身には当てはまらないことが多々あります。

 

以上の事から人とコミュニケーションするときは「あなた」「私」という視点で接するようにしています。これは日本人同士でも言えることですね。

 

ただどうしても日本人同士だと固定観念が働きやすいです。同じ民族で同じ習慣を持っているからあなたも私と同じ意見でしょう。と知らず知らずにそのマインドセットでコミュニケーションしてしまいがちです。

 

これはその都度気をつけるし、相手が私に対してそのようなマインドを持ってると感じた時は、しっかりと自分の意見を言うようにしています。

 

あなたはそうゆう考えなのね、私の考えはこうです。と言ったように。

 

そうすると相手の人は「えっ?」と言うようなリアクションをとるケースが多いです。

自分と違う価値観、意見を面と向かって聞く機会がないせいでしょうか。

 

ただ私はこれこそがコミュニケーションをとる中の楽しい興味深い、有意義な時間、クリエイティブタイムだと思うのです。